いや〜
10年ぶりくらいかな?
ずっと祭りに来たかったけどなかなか都合がつかなくてね。。
登り屋台
やっぱアガるね!
『ザ・祭り』って感じ◎
この登り屋台ってやつは
木で作られた車輪の付いた巨大な物体に人が乗り
さらにそれを人が人力で引っ張って神社まで行くというもので
商店街のある上町・中町・新町の3つの町内が屋台を持っている。
ちなみに屋台の車輪は前輪が異常にデカくて
後輪は申し訳程度に付いているくらいのサイズだから
かなり傾いた状態で引っ張ることになる。
本来的には自分の店の屋号の入った提灯を手に持って
「ワッショイ」と大声を出し(なぜか中町だけ「ワーショイ」だけど)
全員で声やリズムを合わせて提灯を振りながら自店をアピールする
ある種、コマーシャル的な意味合いが含まれていると
昔どこかで聴いた事があるような気がするけど……
まぁ、それは本当か嘘か分からないね。。
そんで今現在の与板町商店街はと言うと
こんな時代らしく、いわゆるシャッター通りってヤツで
めっきり商店が減ってみんなが使ってる提灯も
既に存在しない屋号の提灯の方が多いくらいで
実際に自分の家が商店じゃなかった人達は
商店をやっている、もしくはやっていた人から提灯を借りて
屋台に乗っているってのが現状だ。。
おれっちが小学生の頃は自分の家も呉服店をやってたし
他の商店もまだまだかなりあったのに
今元気があるのは大石さん(お菓子やさん)と大判焼き屋さんくらいか?
話はまた屋台に戻るけど
屋台の中には大太鼓が1人・小太鼓が2人・笛が複数人がいて
登り屋台を盛り上げる○
自分自身も与板に居た頃は毎年太鼓の練習に通ってたし
この音色を聴いたのも10年ぶりくらいだったから
音が鳴り始めた瞬間、懐かしさやら華やかな雰囲気やら高揚感やらが
一気に込み上げてとても幸福な気持ちで心が満たされました◎
そんで、それぞれの町内から屋台を出発して
「八幡さま」って呼ばれる神社まで行くんだけど
八幡さまの手前までは普通の平地の道路だから
途中休憩を挟みつつそこまではスムーズに進むんだけど
問題は、というか一番の見所は最後の
八幡さまの入り口の上り坂だ!
距離にしたらものすごい短い坂なのに登りきるのに30分くらいはかかる
引っぱり上げるのだけでも大変な事なんだけど
綱を引っ張るのとは別に縄をぐるぐると巻きながら
屋台の方に寄っては離れてを繰り返す
「巻」と呼ばれるモッシュ的な習わしが登り屋台をさらに盛り上げる!
ありゃぁ若くないとできないね★
提灯ふってる奴らも腕は上がらなくなってくるし
声も枯れてきて辛くなるし
最後はもう気力の勝負!
根性論がものをいう世界だ!!
そんな感じだからこそ登りきった時の達成感や充実感や一体感は
こういった祭りならではのもだよね◎
踊るような太鼓と笛の音色
揺れる提灯と大きな掛け声
暴れ狂う巻の渦
それらが1つになった瞬間
登り屋台が完成される
我らが与板町には欠かす事ができない大切な祭りだ!
与板町の人口も昔より減っていってはいるけど
この祭りを永遠に残していきたいね!!
登り屋台 最高だぜ!!!
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