2011年8月3日水曜日
オバケ隊長
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Acchi |
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先日、地元の親友のクニ君こと笠原君の親父さんが
長野県の槍ヶ岳での登山中に山頂付近から滑落し帰らぬ人になったという
非常に残念な報せが来ました。
クニ君とは家が近所で
保育園の頃から高校を卒業するまでずっと一緒だったし
高校の時は同じ軽音楽部だった事もあり
学生の頃から今に至るまで予定が会えば集まって飲むような仲で
その際には笠原家を使わせてもらうことも未だによくある。
同じ町内という事もあり
地元のお祭りの時や町内会なんかでは
クニ君に親父さんにも世話になったりしてたわけで
あの親父さんがもうこの世界に居ないのかと思うと未だに信じられない。
気さくでひょうきんなキャラだけど
どこか威厳があるような人で
登山仲間からはオバケ隊長と呼ばれかなり慕われていたようだった。
亡くなられるにはあまりにも早すぎるし
まだまだやり残した事は沢山あったでしょう
孫の顔も見たかっただろうし
聞いた話ではここ最近は取り憑かれたように山登りをしていたようなので
これからもっと色々な山にも登りたかったことでしょう。
でもあえて何か少しでもポジティブに捉えられないかと考えた時
これは不謹慎な発言かもしれないけれど
例えばプロレスラーがリングの上で死ぬんであれば本望だと言うように
登山好きの親父さんがもしも亡くなられる瞬間に
「 山で死ぬのであれば本望だ 」と感じられたんだとしたら
それ以上の事は無いのかもしれない……と考えたりしました。
幸せの価値観はもちろん人それぞれですが
死ぬ時に「 いい人生だった 」と思えれば最高に幸せだと思います。
どんなに健康な人であっても事故で亡くなる事もあるわけで
自分自身明日突然死んでしまう事だって考えられる
改めて人の命のなんと儚いものかと痛い程に感じました。
夏が過ぎると地元に十五夜の祭りがやってきて
毎年十五夜の祭ばやしで響いていた親父さんの笛の音が
今年からはもう聞けないのかと思うととても寂しい気持ちになります。
一度きりしかない人生
実際のところは生きて行くのに精一杯で
とても思い通りの生きかたが出来ているとは言えないですが
それでも本当に悔いの無い人生にしたいものです。
お通夜とお葬式には顔を出せませんでしたが
お盆には帰りますのでお線香をあげさせて下さい。
ご冥福をお祈りします
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